造形のコツをつかめば色々な形を出力できる3Dプリンター。
今回は3Dプリンターを使ってオリジナルスマホスタンド製作したので、失敗談を含めて紹介します。
最近流行りのApple 製品(iPad Pro)で使用できるApple Pencilの充電スタンドが以前から欲しくて市販のものを探していました。 そこで何個か見つけたのですが、簡単な構造をしており、また、市販のものは使い勝手が悪い上、なかなか高価というところから、自分でも作れるのではないかと思い今回の製作に至りました。
欲しい機能やお気に入りのデザインなど、自分なりにアレンジしながら作ることができるのが、非常に楽しいです。ついでにスマートフォン(iphone7)を立てかけることのできるスタンドもつけようということで今回のような形状をデザインしました。
初めての造形!しかし、フィラメントがうまく出ず結局失敗に終わる。 印刷始めが本当に肝心で何か一つでもうまくいかないとその後の動作全てに影響が行くのだと実感しました。諦めて中止するなどの判断を速やかに見極めないと時間とフィラメントばかりが無駄になります。失敗した時はかなりショックでした。
また、完成したものですが、感激するくらい完成度の高いものでレッドという色も非常に綺麗でとても満足のいくものでした。しかし、肝心のスマホが実は入らないというミスを犯してしまいました。積層していくうちに全体的に縮むことが多いという忠告は受けていたにもかかわらずです。非常に反省しており、設計者としてまだまだ甘いなと痛感しました。
今回の反省を踏まえつつ、次はiPadのスタンドに挑戦してみたいと思います。 旋盤やフライスなどの工作機械などでは加工することのできない、3Dプリンタならではの形状を考えて設計・製作してみたいと思います。 最後に、ご丁寧に指導してくださった職員の方々には、大変お話になりました。この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
(担当:草野達也(創造理工学研究科 総合機械工学専攻 M1)/2017年8月25日)